こんにちは。ミツルです。
今回は、いま手元に無いもののご紹介です。
学研プラスが出している雑誌『大人の科学マガジン』の最新号が12月5日に発売されます。
その名も『大人の科学マガジン 小さな活版印刷機』(税込3,780円)。
なんと、手のひらほどのサイズの活版印刷機が付録としてついてくるんだとか。
(大人の科学マガジン公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/otonanokagaku/photos/a.249353808470135.59271.124865857585598/1722679751137526/?type=3
ツイッター https://twitter.com/OKM_F/status/930411074293075969)
大変長らくお待たせいたしました!
大人の科学マガジン最新号、ふろく『小さな活版印刷機』12月15日発売です!
「テキン」と呼ばれる活版印刷機をふろくにしました。名刺やメッセージカードなどが作れます。価格は3500円(税別)です。よろしくお願いします!
ちなみに実際に刷ったものがこちら。 pic.twitter.com/k2qGV8lhx0— 大人の科学 (@OKM_F) 2017年11月14日
おうちで活版印刷ができる!かわいい!年賀状につかえそう!!
即予約注文をしてしまいました。
ということで今回は、この活版印刷機「テキン」について予習をします!
■活版印刷とは
まず活版印刷とは、金属製の活字(ハンコのようなもの)に
インクをつけて、そこに紙を押し当てることで文字を印刷する
印刷手法のことです。
1455年頃、ドイツの金細工師グーテンベルグによって発明されました。
By Johannes Gutenberg – From a scan at the Ransom Center of the University of Texas at Austin http://www.hrc.utexas.edu/exhibitions/permanent/gutenberg/, パブリック・ドメイン, Link
(グーテンベルグ聖書 – Wikipediaより)
インクのわずかなかすれや滲みなど、
独特でレトロなテイストが今でも親しまれ、
イベントやワークショップなどで触れることができます。
おしゃれなショップカードにも使われていたりしますね。
■テキンとは
テキンとは、手動式の小型活版印刷機です。
1830年代にイギリスで裕福な家庭用につくられたテキンは、
案内状、名刺・カードなど、ハガキサイズ以下の端物小型印刷物に
適しており、日本でも1960年代に一部の印刷愛好家に支持されましたが、
海外からの輸入品で高価であること、また活版印刷全体の衰退によって
やがて需要が失われていったのだそうです。
テキンによる印刷は、
1.活字をセットする
2.ローラーのインクを版につける
3.インクの付いた版に紙を押し付けて印刷する
という仕組みになっています。
この動画に登場するテキン(テフート)には、
ローラーがインクをつける部分が円形になっていて、
一枚刷るごとに少しずつ回転し、
ローラーのインクにムラが生じないようになっています。
付録の小型テキンには回転する仕組みは無いようですね。
このようなテキンは現在でも愛好家によって売買されているようですが、
だいたい中古で安くても一台1.6万円〜ほど。あまりお手軽ではありません。
■付録の内容
付録のテキンは、従来のものに比べて小さく、
印刷面積は名刺サイズとのこと。
またこちらの付録には、テキン本体に加え、
活字(秀英明朝ひらがな、Centuryアルファベット・数字)、
印刷用紙、黒インキが付いているそうです。
付録の詳細についての説明が掲載されています。
活字は穴の空いた板に取り付けて固定するようですね。
インキは水彩絵の具でも代用できるそうですが、調べてみると
CAPPAN STUDIO 活版印刷用ミニインキ http://cappan.co.jp/archives/330
のように、少量で購入できるインキがあるみたいです!
インキや活字の販売サイトを見ていたら、一ヶ月後が待ち遠しくなります。
次回は実際に使用してレビューをしてみたいと思います。
参考にした本、サイトURL(ありがとうございました)
大人の科学マガジン https://www.facebook.com/otonanokagaku/ (facebook)
ツバメ活版堂 http://www5d.biglobe.ne.jp/~lin/saitowww5d.biglobe.ne.jp_~lin_/zhong_gu_shoukin_fan_mai.html
『ハンドプレス・手引き印刷機』板垣雅宣 著