手描きイラストのトレース作業がスマホでできる、Adobe Capture CC

今回は、Adobe Capture CCというスマホアプリをご紹介します。

存在は少し前から知っていたのですが、当時はiOS版しかなく、
Androidユーザーの私はその時一番iPhoneに変えたいと強く思ったのでした。

それを、ふと思い出して調べてみるとAndroid版がリリースされていたのです!
Adobe Capture CC

さて、どんなアプリかと言いますと、

1.写真や線画をこのアプリで撮影すると自動でトレースしてシェイプ化してくれる
2.植物や絵、モノなどから色を抽出する
3.アプリで撮ったものからPhotoshopやIllustratorのブラシをつくる
4.パターンをつくる
などなど、、、

スマホにアイデアを取り込んだら、Creative Cloudライブラリを介してそのままAdobeソフトで編集できるという優れものです。
描いたもの、目にしたものをその場で編集可能な色情報・線情報に作り変えてくれる。猫型ロボットのポッケに入ってそうなツールです。

これは使わない手はありませんね。

 

■機能1.写真からシェイプを作成

アプリをダウンロードし、自分のAdobe IDでログインします。

まず、「シェイプ」の機能を見てみましょう。

こちらのイラストを取り込みたいと思います。

アプリのホーム画面上部「シェイプ」をタップし、
対象にかざすと、
このような撮影の画面になります。

下のバーでキャプチャのしきい値を調整し、
カメラマークをタップしてキャプチャを実行します。

次に、「パスの除去」または「消しゴム」で
キャプチャした画像から不要な部分を消します。
消した部分は、グレーになります。

あとは画像が自動的にアウトライン化されます。
なんとこれで完了です。
作成したシェイプはCCライブラリに保存されます。

 

■機能2.写真からパターンを作成

次に「パターン」の機能も見てみましょう。

パターンでは、キャプチャした画像から一部を切り取り万華鏡のように並べて、
その繰り返しの1ブロック(スウォッチやシンボルの定義となるもの)を作成してくれます。

切り取る図形は正方形や正三角形など。

図形を決めたら、切り取る範囲、角度を調節します。

これで完了です。

では、実際にIllustratorで使ってみましょう。

Illustratorを開いて、CCライブラリを見てみると、
このように先ほど作ったシェイプやパターンが登録されています。

ここからドラッグ&ドロップで、シェイプとしてポンとレイヤーに配置することが出来ます。

レイヤーはこのようになります。

あとは、通常のオブジェクトとして色を変えたり、配置を変えたりと調整していきます。

アイデアを直接データとして取り込める、しかもスマホで。
Adobe Capture CCは何故か無料アプリです、是非お試しあれ〜!

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